転職、その前に
転職市場の激化
今までに転職を考えた事が1回もない、という人はいないのではないでしょうか。
そう思うほど転職市場は激化しています。
今は人で不足により、転職業界は売り手市場です。
企業側は人材の流出を防ぐための対策に取り組み、同時に採用に力をいれるといったところでしょうか。
私が所属している企業でも、採用を強化しており、実際に面接に立ち会うこともしばしばあります。その中で、転職活動中の皆様に思うことがありましたのでここに書きつづります。
一個人の感想文と捉えて頂ければ幸いです。
転職時にやるべきこと
棚卸し
転職する際は今の自分の価値観を見つめ直し、仕事に対するポイントの棚卸しをしましょう。
□仕事に求めること
□軸にしていること
□転職で叶えたいこと
もし書き出せない場合は、現状の不満や将来の夢などなんでも良いので気持ちを書き出します。
例)
・残業が多すぎる
・正当に評価してほしい
・給与をあげたい
・人間関係が悪い
・キャリア形成ができない
優先順位を付ける
上記のように、自分が、仕事を選ぶ際に重要と考えている項目を書き出せたら、次は項目をジャンルわけします。次の仕事で叶えたい項目をピックアップし、その中でも絶対に叶えたい項目から順に優先順位をつけていきます。
例)
1 キャリア形成
2 給与アップ
3 正当な評価
キャリアの整頓
自分が会社や仕事に対して求めていることの優先順位を整頓した後は、スキル面の整頓を行います。
Will Can Mustの法則を使いましょう。
■Will 3年後は○○になりたい
■Must ○○になる為に身につけるスキル
■Can 今できるスキル
いま出来ること、目標達成のためにできるようにならないといけないことを書き出します。
目標とする自分と今の自分の間で、足りていないスキルを見直します。
※将来像については1年後、3年後、5、10年後、30年後と具体的に書き出せるとなお良いです。
年代別基準
ちなみに、20代までは学歴や、ポテンシャルを見られることが多いです。
ただ30代以上になるとポータブルスキル(どの会社でもスキルになる持ち運びできる能力)やアビリティスキル(地頭の良さ)が必要になります。
本当に転職すべきか
ここまで整頓した内容を見つめなおします。本当に転職するほうが良いのか否か、再度考えます。
・次の職場で希望が満たされるのか。
・自分が大事にしている軸はキープできるのか。
・今の職場で叶えるすべは本当にないのか。
転職を思い立ったタイミングというには、ため込んできた不満や熱い思いが、ピークに達したタイミングである事があります。この時期は隣の芝が青く見えてしまいがちです。
冷静に分析できている場合は、問題ないですが、少し冷静さを欠いていると感じたら、ご自身をクールダウンさせることも重要です。
思いもよらない不満
現状変えたい事を書き出しその改善が見込める職場に転職したものの、新しい不満がでてきてしまうこともあります。
給与をあげたくて転職した。業務内容もやりがいのある先進的な業務につくことができた。
・・・でも、組織体質が悪く社内政治のはびこった怠惰な体制、成果者を認めず各々の私利私欲の大きく影響する評価制度で不公平な環境だった。など
調査は念入りに
組織には当然風土があります。それは、自分の一人でコントロールできるものではありません。影響の輪があるとしたら、その領域から外れたコントロール不可能な領域の分野であります。
ですので、あらかじめ調査を行うことは重要です。
ネットでの情報収集はもちろん行うべきですし、可能なら実際に働いている先輩に聞くと良いでしょう。顧客のふりをして電話をかけてみる。その会社のそばまで通ってみる。というのも有効だと思います。
エージェントを利用した転職、リファラル転職色々ありますが、エージェントは、転職先を紹介してくれますがその後の人生まで責任はおってくれません。多少慎重になりすぎるくらいでも良いと考えています。
私は転職に成功した経験、失敗した経験があるので、そちらを元に記事を書かせて頂きました。
皆さまの転職が成功し、心身ともに豊かな日々を送れるよう応援させて頂きます(・u・)
最後までお読み頂きありがとうございました!